選別犬ライン
1985年頃
私はとても素敵な、ウルフ色のシェパードと運命的な出会いをしました。
「ウルフ」と名付けられたその犬は、蝶よ花よと育てられ賢く美しく育っていきました。
ウルフはその生涯のうちで2回子供を産んでくれました。
そのうちのグリマルド マルクスブルグと交配して産まれた素晴らしい名犬たちは、現在の選別界を引っ張っていると言っても過言ではありません。
マインリーベでは、この血統の事を「ウテナ一族」として表現しています。
ウルフ×グリマルド で産まれたマリーテレーズさま
兄弟姉妹の中では1番長生きしました。(享年14歳)優しい性格は、人にも犬にも良く何度も子犬を産んでくれました。今でも昔の仲間たちは略して「マリテレ」と呼びます。(なんて失礼な!)選別作業についても感度が素晴らしく競技会ではいつも助けてもらいました。
直仔に2000年日本チャンピオン ルトヴィナ フォン マインリーベがおります。
マリーテレーズさま×レックスで産まれたウテナちゃん。
初代ウルフが亡くなり泣いてばかりの毎日でしたが、それを察したのかちょうど1年目の命日に産まれた運命のお子ちゃまです。
産まれた時は、ブラックタンの中のウルフ1頭でびっくりしました。
お転婆できゃぴきゃぴのウテナちゃん。
8歳という短い一生でしたが、ウルフ2世を産んでくれました。
上はウテナちゃんと4頭の赤ちゃんです。この中にウルフ2世と2015年全国嘱託犬競技会選別の部優勝したクセノ君もいます。
左がグレゴリー君 右がウルフ2世
ウルフ2世が産んでくれたのがグレゴリーマイデアーです。
何と言っても赤ちゃんの時に手術をしてベタベタと甘やかしたのがいけませんでした。
でもね、小さな時に手術をして痛い目にあったのに甘やかして何処が悪い!と言うか小さな身体でかわいそうで不憫に思ったんです。おまけに術後が思いのほか悪く時間がかかり行動を制限しなければなりませんでした。甘やかしたのは私だけでなくみんなも甘やかしてたなあ〜。
ぼんやり育ったはずなのに。
生後半年までは、奥手のアブアブでしたがそれ以降はみるみるうちにヤンキーに早変わり。
ガルガルグルグルで暴れん坊です。
部屋に入る人を見張り決まった時間以外はママンとパパン以外は部屋に入る事は出来ません。完璧な番犬というかパーフェクトセキュリティーです。
胃捻転を患い1日5回のご飯タイムがあるため外出禁止令がパパンより発令されており何処にも行きませんが、運動場があるので不便は感じていない模様です。
外より家が良いみたい。内弁慶だからね。
毎日、私の部屋で寝起きを共にし4歳を越えた今、少し落ち着いて来たかなあ〜?という感じです。グレゴは通常のワンコたちより短い一生かもしれませんが産まれて来て良かったと思ってほしいなあ。あ、私の部屋にはウルフ2世も一緒です。
マインリーベの直系選別ラインは、愛息グレゴリーが本来背負う訳ですが何しろ愛息は胃捻転。
兄弟が岡山にいるのでフェデーレ君に頑張って子孫を残してもらいましょう。
こうやってパソコンに向かっている時も私の後ろでグ〜スカ寝ています。
Dear Mr Perfect!
番犬しなくていいからね。